【保存版】コーヒーの抽出器具と特徴まとめ。飲めるカフェも紹介します!

知らない抽出器具もあるかも?

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こんにちは、CoarsePaper管理人のほりー(@CoarsePaper)です。一言にコーヒーと言っても抽出器具や抽出方法は様々です。豆の個性や好みに合った淹れ方をすることができれば、コーヒーをより美味しく楽しむことが出来ます。

 

今回はコーヒーの抽出器具とその特徴、さらに、それを使ったコーヒーを飲めるお店も紹介していきます。

 

かなり長い記事になっているので、コチラの目次を活用して下さい。

 

ドリップ

ドリップは日本語で「したたる」という意味。御存知の通りフィルターに豆をセットして上からお湯を通していくものです。

ペーパードリップ

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この記事を読んでいる方なら一度は味わったことがあるであろうペーパードリップは、その名の通りフィルターとして紙を用いる代表的な抽出方法です。僕が家でコーヒーを淹れる時はだいたいこれ。

ドリッパーの形にも種類があり、代表的なものとしては

・メリタ式

メリタ アロマフィルター AF-M 2-4杯用
by カエレバ

 

・カリタ式

Kalita 陶器製コーヒードリッパー 101-ロト ブラウン #01003
by カエレバ

 

・ハリオ式

ハリオ V60 耐熱ガラス透過ドリッパー 02 ブラック 1~4杯用 VDG-02B
by カエレバ

 

・コーノ式

コーノ式ドリッパー 1~4人用
by カエレバ

 

 

などがあります。この他にも各メーカーが多種多様なドリッパーを製造しています。

コチラの記事でも紹介しているので是非どうぞ。↓

辻和金網のドリッパーが完全に芸術品の域…ドリップした感想など。

携帯ドリッパー界の黒船、Tetra Dripのデザインが幾何学的で美しい。

 

コーヒーに含まれる油分を適度に吸収するのが特徴で、透明感のあるクリーンな味わいを楽しめます。

非常にベーシックな抽出方法なので、方法が確立しており、ノウハウが蓄積しているのもメリットの1つです。湯量の調節によって印象を変えることができ、爽やかな酸味をメインとしたものからコクのある重い味わいのものまで変幻自在です。ハリオ式が現在のコーヒー業界ではスタンダードになっています。

 

ここで美味しいペーパードリップが飲めます。エチオピアが最強です。

目の前で丁寧にドリップしてくれる!マイティーステップ コーヒーストップに行ってきました。

 

ネルドリップ

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ペーパードリップが紙を使うのに対して、布を使うのがネルドリップです。何度か使っていくとペーパードリップよりも油が多く抽出され、コクのあるコーヒーに近づきます。

ゆっくりとお湯を垂らしていく必要があり、上級者向けという印象です。管理も少し手間がかかるので、お店でやっている所は多くありません。温くなりやすいため、最後に湯煎する人もいます。

これだけ手間がかかるものの、昔から多くのファンを惹きつけてきました。苦味が強く、どっしりとした味わいはこれこそがコーヒー、といった感じです。

ハリオ ろか器 ウッドネック 1~2人用 DPW-1用 DFN-1
by カエレバ

 

味わったことがない人に是非行っていただきたいのがこちら

恵比寿でゆっくりネルドリップを飲める「Bar Tram」に行ってきました!

 

青山でも飲めます。こちらもおすすめです。

青山の古美珈琲で羊羹×ネルドリップを味わおう。

2016/02/26追記

銀座の老舗カフェ「カフェ・ド・ランブル」でも本格的なネルドリップを飲むことが出来ます。

名店 of 名店。銀座「カフェ・ド・ランブル」に行ってきました。
追記ここまで

金属フィルター

メッシュ状の金属をフィルターとして用いたもの。代表的なものとしてはABLEやCORESなどがあります。

 

ステンレスや金メッキをしたものが主流で、コーヒーの油分を吸収すること無く抽出します。また、紙や布の匂いが一切ないため正確にコーヒーの香りのみを引き出し、海外のコーヒーテイスターに人気です。豆のすべての要素が出てくるのでまさにテイスティング用といった感じ。

微粉も通すため底に沈殿します。また、側面の摩擦が少ないことから、抽出時にドームが崩れやすいため、鮮度の高い豆と抽出技術が要求される抽出器具と言えますね。

cores (コレス) ゴールドフィルター コーヒー用 1-10カップ用 C280
by カエレバ

 

 

CORESは丸山珈琲との共同開発なので、全国の丸山珈琲で飲むことが出来ます。

 

店舗情報はこちら→丸山珈琲

 

化学繊維

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ペーパードリップ用のドリッパーに化学繊維のフィルターをセットして抽出を行うのタイプのもの。

金属フィルター同様、油分を抽出できるのが特徴。目詰りも起こりにくく、抽出後の後処理もしやすいので業務的には良さそうですね。

微粉も通すため大量に沈殿します。これ、好き嫌い別れると思うんですけど、クッキーとかにつけて食べると美味しいですよ。

 

化繊フィルターのコーヒーが飲めるのはこちらのVAULT COFFEE

秋葉原で美味しいコーヒーを飲むならVAULT COFFEEがオススメ。

 

こちらのバリスタさんが修行した東亜コーヒーで化繊フィルタが販売されています。円錐型のって売ってないのかなぁ…

 

 

エスプレッソ

イタリアでポピュラーな抽出方法で、非常に濃度の濃いコーヒーが抽出できます。これをそのまま飲むのもよし、お湯で薄めるもよし、牛乳を入れてラテにするのもよし。

エスプレッソマシン

家庭用から業務用までありますが、高いものだと300万円ほどします。余裕で新車買えますね。

DeLonghi ICONA エスプレッソ・カプチーノメーカー(アズーロブルー) ECO310B
by カエレバ

 

 

使う豆は主に深入りで、専用のグラインダーで非常に細かく挽きます。金属製のバスケットに入れてタンパーと呼ばれる器具で圧縮し、9気圧の高圧のお湯を用いてコーヒーを抽出します。

味が凝縮されるので強烈な苦味です。お砂糖を入れる人も多く、僕は一口目はそのまま、二口目以降は砂糖を入れて飲みます。目覚ましに丁度いい感じ。

一部のスターバックスではこの方式のマルゾッコというメーカーのマシンでコーヒーを淹れているみたいですが、最近だと全自動で淹れる機械が増えているようです。

レバーで圧力をかけるタイプも存在し、こちらは抽出量も力加減で調整可能です。割と古典的なタイプ。

 

清澄白河にあるオールプレスエスプレッソがおすすめです。

巨大なロースターが目の前に。清澄白河のオールプレスエスプレッソに行ってきた!

 

マキネッタ

イタリアでは一家に一台とも言えるマキネッタ。完全に家庭用です。実は飲んだことありません…

直火で抽出器を加熱し、加圧されたお湯がサイフォンの原理でコーヒー豆があるユニットを通って本体上部に貯まるという仕組み。

後処理も家庭用のエスプレッソマシンよりは楽ちんなので、毎日淹れるのに適しています。見た目も可愛くてオシャレです。

BIALETTI (ビアレッティ) 直火式 モカエキスプレス 3カップ 1162
by カエレバ

 

 

家庭用なのであまりお店で見ることは無く、紹介できるお店がないのですが、ご存じだったらTwitterでリプライ送ってくれると助かります…!

 

 

プレス

シリンダー内にコーヒー豆とお湯を入れしばらくしたらそれを濾す浸漬法という方法で抽出を行う抽出器です。抽出時間を自在にコントロールできるのが強み。

フレンチプレス

シリンダー内にお湯とコーヒー豆を入れて金属製のフィルターを上から押し下げて濾す構造になっています。非常に簡単で、誰が淹れてもさほど味に差がでないのが強みですね。

高い温度のお湯を使うことが常識となっていますが、軟水で温度が高すぎると苦味ばかり前に出てきてしまうので、自分で淹れる時は90℃弱で淹れています。

先述した金属フィルター同様、油分が抽出され、微粉が沈殿します。個人的には中煎り程度の焙煎度で真価を発揮すると感じました。ボディがあるのに酸味の抜けが良く、爽やかさがあります。

BODUM CHAMBORD 0.35L 1923-16J
by カエレバ

 

 

サードウェーブ系だとフレンチプレスを置いている所は多く、ポールバセットや丸山珈琲、ノジーコーヒーで取り扱いがあります。

 

エアロプレス

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これを究極の抽出器具と呼ぶ人もいるくらい画期的な抽出器具です。空気の圧力でシリンダー内に圧力をかけ、フィルターを通して抽出します。

 

浅煎りの豆を抽出する時に非常に重要な要素である「抽出の早さ」とペーパーフィルターを用いることによるクリーンな味わいを両立しています。紅茶のような圧倒的な爽やかさと香りの強さが特徴的です。微粉も混ざらず透明感のあるコーヒーになります。

 

デフォルトではペーパーフィルターですが別売りで金属フィルターもあり、また違った味が楽しめそうですね。

エアロプレス コーヒーメーカー
by カエレバ

 

 

エアロプレスを味わいたいならまずはフグレントウキョウです

ノルウェーのコーヒーの味を代々木公園で!フグレントウキョウに行ってきました。

 

LIGHT UP COFFEEでも淹れてもらえます。

吉祥寺の「LIGHT UP COFFEE」で三種類のコーヒーを飲み比べしてきた!

 

エスプロプレス

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かなりマイナーですが、優秀なので紹介しましょう。

簡単に言うとフレンチプレスの改良版です。目の細かい金属フィルターを二度通す事で微粉を最小限に抑えます。

油分を抽出できるので強いコクのあるコーヒーを淹れることができます。ざらつきが苦手だけどボディがあるコーヒーが飲みたいという方におすすめです。

 

これが飲めるのは吉祥寺にあるLIGHT UP COFFEEです。他では見たことありません…

吉祥寺の「LIGHT UP COFFEE」で三種類のコーヒーを飲み比べしてきた!

 

 

その他

サイフォン

大正時代から日本で親しまれている抽出器。若干香りが飛んでしまうという欠点もありますが、コーヒーの味を引き出すのが得意で、見た目とは裏腹に特別な技術が必要ではないという特徴があります。

見た目が実験器具みたいな感じで部屋に1台あったら映えると思います。

TWINBIRD サイフォン式コーヒーメーカー ダークブラウン CM-D853BR
by カエレバ

 

 

意外なことに清澄白河にあるブルーボトルコーヒーに置いてあります。

 

水出しコーヒー

長い画像失礼しました。コーヒーを淹れる上で重要になってくる抽出温度ですが、この水出しコーヒーは低温抽出の最終形態。抽出にかかる時間は他のどんな抽出方法よりも圧倒的に長いです。

水出しコーヒーには二種類あって、上の画像のようにひたすらゆっくり水を点滴して抽出するもの、麦茶のような感じで水の中にコーヒーを浸し、後から取り除くものがあります。

どちらにせよ抽出時間が長く温度が低いため、苦味メインのコーヒーを抽出するのが得意です。質の悪いコーヒーだと信じられないレベルの雑味が出てきてしまうので上質なコーヒー豆限定の抽出方法だと言えます。浅煎りだと青臭さが出てしまうそうなのでほとんどやってる所はありません。

アイスコーヒーだけだと思われがちですが、湯煎などで優しく温めてあげればホットでも飲めます。

 

これが置いてあるのは清澄白河のオールプレスエスプレッソですね。夏は作ってくれてると思います。

巨大なロースターが目の前に。清澄白河のオールプレスエスプレッソに行ってきた!

 

あと函館のテーラードコーヒーにもあったのを確認しています。

五稜郭近く!函館のスペシャリティコーヒー専門店「テーラードコーヒー」

 

クレバー

台湾のAbid社が開発した抽出器具。ペーパーフィルターをセットし、コーヒー豆とお湯を入れて撹拌、フタをして4分待ったらできあがりです。カップに乗せるとストッパーが解除されてコーヒーが底から出てくるという構造になっています。

 

技術不要で味が均一に淹れられ、後始末も楽でサーバーがいらないという画期的な商品です。確かに賢い。

CLEVERクレバーコーヒードリッパーLサイズ DRS888PC
by カエレバ

 

導入店舗は不明です。どちらかと言うとご家庭向きな感じもします。

 

クローバー

 

スターバックスの一部の店舗で導入されているマシン。スターバックス本社の社長が惚れ込み、会社ごと買収してしまったそうです…

面白い動きをするので動画をどうぞ。

「減圧」することによって抽出を行う逆転の発想で、微粉を抑えながらも豆の特徴をそのまま引き出せるようになっています。

 

導入店舗はこちら↓

STARBUCKS clover

 

スチームパンク

alpha00

Alpha Dominche社が開発した抽出器で、サイフォンに似た原理で抽出します。サイフォンがアナログならスチームパンクはデジタルといった感じで、真ん中についているタッチパネルで設定を行うことで様々な抽出を行うことが出来ます。ハイテク!

また、フィルターも金属やペーパーから選ぶことができ、油分の抽出、香り、舌触りを操る優秀なマシンです。

 

都内で導入されているのはクチューム青山。ブログ初めて間もない頃の記事なので見にくさは勘弁してください…
パリで1番のコーヒーが青山で飲める!クチューム青山に行ってきました。

 

それからTHE COFFEESHOP ROAST WORKSですね。他にもあるかもしれません。
先進的でクールなロースタリー、THE COFFEESHOP ROAST WORKSで豆を買ってきたよ!

 

見てるだけでも楽しいので是非実際に足を運んでみてください!因みにお茶も淹れることが出来ます。スゴイ!

 

ブロッサムワン

理系ホイホイな見た目のこの抽出器は2014年のSCAJ(日本最大のコーヒーイベント)でお披露目され、2015年の12月に日本で販売開始されたばかりの「BLOSSOM ONE BREWER」です。

MITでコーヒーメーカー論の卒論を書いたというエンジニアと、NASAのエンジニアが共同で開発。超精密な湯温管理によって理想の味を追求しています。混ぜたりプレスしたりする工程は手作業で、微妙な調整が可能です。フィルターは研究を重ねたペーパーフィルターを用いていて、最適な抽出を行えるようになっています。

 

まだ味わったことはありませんが、無印良品の「Cafe & Meal MUJI」の一部店舗で導入されています。調べてみたところ、博多、茨木、大阪、京都、二子玉川、巣鴨の店舗には導入されているようです。順次導入予定ということで他にも導入されている店舗があるかもしれません。

 

まとめ

 

これは記事を分けるべきだったんじゃないかとか思いましたがまぁ良いでしょう。参考になりましたか?豆の味を楽しむためだけにここまで手法が多く存在するということに驚きですよね。

昔からある手法を職人のように追求するのも、最近出来たハイテクな抽出器具の開発も、向かう先は完璧なコーヒーというのが良いなぁと思います。

現時点で僕が使っているのはペーパードリップとフレンチプレスのみですが、奥が深くて日々試行錯誤しています。ちょっとずつ自分が好きなコーヒーの像に近づいていっている感じがしてとても楽しいですよ。自分の家でコーヒーを淹れたことがない人も、フレンチプレスやエアロプレスなんかは他に何も要らないのでおすすめです。おいでよコーヒー沼。

 

この記事には今後書いていくカフェ記事や、より詳しい情報を追加していく予定です。そういう意味で保存版です。どうぞお楽しみに。

 

ではでは〜

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